TokenSoft|セキュリティトークン発行・管理プラットフォームの将来性

TokenSoftは、セキュリティトークンの配布・転送機能を実装したホワイトラベルプラットフォームとコールドウォレットを採用したカストディサービスを提供しています。

 

・50か国以上の証券法に対応し、認定投資家、購入者の適格性を確認するシステム(数日間で30,000を超える投資にも対応)

 

・発行および二次取引でのコンプライアンス要件の管理を可能にする管理システム

 

・デロイト、EY、PWCなどの監査法人との協力による国際的な規制への準拠を支援する監査対応システム

 

そして、TokenSoftは規制当局、国際的な法律事務所、取引所などとの協議を経て、ERC-1404を設計しました。

 

ERC-1404は、適用される規制要件内で証券、ステーブルコイン、およびその他の資産担保トークンを発行するオープンスタンダードなプロトコルであり、TokenSoftは金融市場でのブロックチェーンの採用を促進させることを目指しています。

 

ブロックチェーンを活用してコンプライアンス要件を自動化し、証券の管理の効率化を実現しているTokenSoftはどのような取り組みを行なっているのでしょうか?

 

TokenSoftがセキュリティトークン市場にもたらす付加価値について

 

・TokenSoft Investment Accounts:高度な管理サービスとユーザーエクスペリエンスの提供
・Knoxウォレット:セキュリティトークン用に設計されたコールド・ウォレット機能搭載のカストディサービス
・DTAC LLC:上記の2つの高度なサービスを提供できるトランスファーエージェント(TokenSoftの子会社)

 

TokenSoftは、セキュリティトークン管理サービス「TokenSoft Investment Accounts」を提供しています。

 

これまで多くのプラットフォームがセキュリティトークン発行を担い、その多くはプロトコルの機能やテクノロジーの新規性によって、マーケットのシェアを獲得してきました。

 

しかし、管理サービスにおけるユーザーエクスペリエンスに関しては充実化が図られることなく、より良いクライアントサービス、付加価値、投資管理ツールを提供することを目指しTokenSoftは「TokenSoft Investment Accounts」の開発を進めてきました。

 

「TokenSoft Investment Accounts」は、発行体とその投資家に、多くの拡張機能を提供します。

 

・従来、証券会社が用いるような投資管理ツール(近未来型の投資家体験)
・財務、その他の開示を投資家に提供する発行体向けの統合レポート

 

また、セキュリティトークン管理サービスにおけるユーザーエクスペリエンスの向上と同時に、セキュリティトークン用に設計されたコールド・ウォレットでのカストディサービス「Knoxウォレット」の提供もTokenSoftは行っています。

 

Knoxウォレットは、ERC-20、ERC-1404、DS-20(Securitize)、ST-20(Polymath)、R-token(Harbour)を管理することができ、ビットコインやイーサリアムにも対応しています。

安全なセキュリティトークンの発行・管理に向けて

 

“I think it’s a key piece of infrastructure that the industry has ignored up until now, and this puts it on the map as a key piece of infrastructure that’s necessary to service digital securities.”

 

とCEOのMason Bordaは述べているように、セキュリティトークン市場における保管サービスとして「Knoxウォレット」は活用が見込まれ、今後の市場の健全な発展にとってもなくてはならない重要なセキュリティインフラとなることでしょう。

 

そして、TokenSoftの新しい子会社である「DTAC LLC」は、米国証券取引委員会(SEC)からトランスファーエージェントとして登録を受けています。

 

SecuritizeやHabor(Bitgoに買収)もトランスファーエージェントとして登録を受けており、セキュリティトークンの配当支払いや所有者記録の管理や移転といった業務を行うことができます。

 

“We’re building all the things you need for an automated investment bank,”

 

“DTAC can help companies go straight to IPO by managing shares on the blockchain. We do have all the pieces necessary.”

 

とCEOのMason Bordaは述べているように、TokenSoftは自動化された投資銀行に必要なすべてのものを開発し、DTAC LLCはトランスファーエージェントとしてブロックチェーンによるIPOプロセスの効率化を支援するとしています。

 

投資銀行ビジネスはテクノロジーを活用した業務効率化によって、最適化を図る取引みが進められており、これまで投資銀行が担ってきたキャピタル・マーケッツ業務などのトークン化への対応にTokenSoftは今後、取り組むと考えられます。

 

「DTAC LLC」は、TokenSoft Investment Accounts、Knoxウォレットといった優れた技術力を活用し、安全かつ高い利便性を兼ね備えたトランスファーエージェントとして今後のセキュリティトークン市場でも重要な役割を担うことでしょう。

 

TokenSoft 将来性

安全で高度なセキュリティトークンサービス:TokenSoftは、TezosマルチシグネチャとFA1.2スマートコントラクトの導入によって、Tezosブロックチェーンでより安全なサービスを提供することができます。

 

国際コンプライアンスサポート:TokenSoftは、56か国で銀行、証券、税法に関するコンプライアンスサポートを提供した経験があります。

 

セキュリティファースト:TokenSoftは、マルチシグネチャのコールドウォレットテクノロジーをSTO市場にに導入した最初の企業です。インフラストラクチャのすべての部分は、セキュリティファーストの思想のもとで設計および実装されています。

 

経験:ブロックチェーンテクノロジーにおける20年以上の経験を組み合わせたTokenSoftチームは、現在および将来のランドスケープの進化に合わせて、デジタルセキュリティ戦略をサポートする知識を有しています。

 

米国では企業がセキュリティトークンプロトコルを利用して資金調達が行われており、Form F-1、N-2による登録届出書にもその詳細について記載がされています。(Theseus U.S. Debt Fund)

 

the shares will be issued in a digital format and represented on the Ethereum blockchain under the ERC-1404 standard. The ERC-1404 standard allows shareholders to interoperate with the entire Ethereum ecosystem with added functionality that allows the Fund to enforce transfer restrictions within the share’s “smart-contract.” This enables the Fund to control, among other things, the conditions under which shares may be transferred, to whom shares may be transferred and the number of shares that may be transferred

株式はデジタル形式で発行され、ERC-1404プロトコルに基づいてEthereumブロックチェーンに表示されます。ERC-1404プロトコルにより、株主は、ファンドが共通の「スマートコントラクト」内で譲渡制限を実施できるようにする追加機能を備えたEthereumエコシステム全体と相互運用できます。これにより、ファンドは、とりわけ、株式が譲渡される可能性のある条件、株式の譲渡先、および譲渡される可能性のある株式の数を制御することができます。

https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1780267/000119312519189247/d97053dn2.htm

 

TokenSoftの開発した「ERC-1404プロトコル」は幅広い分野で採用が見込まれているプロトコルであり、すでにFidelityのR&D部門であるFidelity Applied Technology Center(FCAT)と提携して実証実験を実施しています。

 

ERC-1404は、ブロックチェーン上で投資家のホワイトリスト登録や転送制限といった複雑な規制要件をクリアするために設計され、

 

・新規投資家のオンボーディング(KYC/AML)

・セキュリティトークンの継続的な管理

・配当および償還

 

といった業務・手続きの自動化によって、コンプライアンスプロセス全体の透明性および説明責任の確保を実現。

 

そのような実績から米国ブロックチェーン協会・セキュリティトークンワーキンググループの共同議長にTokenSoftのチーフリーガルオフィサーAlex Levineが選出されています。

 

RegTechによるコンプライアンス手続きの自動化

TokenSoftはセキュリティトークンワーキンググループにおいて規制当局や制作関係者との協議を通じて、下記の目的を達成するために指導的な役割を果たすとしています。

 

Regulatory Clarity

 

・Regulatory Clarity:既存の規制フレームワーク内でブロックチェーンを使用する方法に関するガイダンスの提供。

 

現在はSECへの免除規定Regulationへの準拠によって、セキュリティトークンの発行および取引の際にも投資家保護を遵守するためのロックアップ(譲渡制限)期間が設けられています。

 

一方、ブロックチェーンの使用を前提として証券法は作られておらず、新たな規制を設けるためにもガイダンスによる基準の制定は米国のみならず各国で重要です。

 

現在、日本でもSTO協会が「電子記録移転権利等の発行市場を担う基幹システムのガイドライン」を発表するなど、証券市場のデジタル化に向けては既存の市場関係者とブロックチェーン開発企業との慎重な協議が必要であると言えます。

 

Enhanced Compliance

 

・Enhanced Compliance:ERC-1404などのセキュリティトークンプロトコルを使用することで、従来の証券インフラでは実現が難しいとされてきたコンプライアンスの業務の効率化(強化)。その方法に関する教育とガイダンスを提供。

 

セキュリティトークンは有価証券の性質を持つために、「投資家の種別・マネーロンダリングへの関与・ロックアップ(譲渡制限)」といった条件の確認を転送時に行う必要があります。

 

・セキュリティトークンを発行し、投資家に転送する際の転送制限

・転送失敗時のエラーメッセージの表示

・ERC-20をサポートするウォレットと取引所との統合も可能

 

上記の機能もERC-1404には実装されており、有価証券のデジタル化に対応したプロトコルの利用によって、コンプライアンス手続きが自動化され、より安全なセキュリティトークンの取引が可能となります。

 

転送制限によって、コンプライアンスの遵守が自動化されることは、各国のセキュリティトークン市場においても活発な議論が行われるべきであると考えられ、TokenSoftが主導する教育とガイダンスの提供に注目が集まります。

 

Greater Automation

 

Greater Automation:ブロックチェーンインフラストラクチャがどのように自動化、情報開示に関する責任を強化できるかに関するガイダンスおよび評価制度の提供。コンプライアンス手順を可能な限り標準化することで、トランザクションのエラーを減らします。

 

“We’re excited to add TokenSoft’s expertise as we work with regulators to create nuanced standards to spur the blockchain economy’s growth. Securities law remains a vital issue and the TokenSoft team provides important perspective in support of a pro-business and pro-consumer regulatory solution.”
 — Kristin Smith, Executive Director of The Blockchain Association

 

上記のようにブロックチェーン協会の理事であるクリスティン・スミスは述べており、TokenSoftが有する専門的な知見がブロックチェーン経済の成長を促進し、企業および投資家向けの「regulatory solution」をサポートする上で重要な視点を提供するとしています。

 

まとめ

 

セキュリティトークンの本格的な実用化に向けては既存の市場関係者および投資家からの理解を醸成する環境の整備が重要であり、米国においては最先端のコンプライアンス技術を持つ企業による積極的に取り組みによって市場のさらなる発展が見込まれます。

 

米国のユースケースを参考に

 

・新規投資家のオンボーディング(KYC/AML)

・セキュリティトークンの継続的な管理

・配当および償還

 

といった基本的な機能から

 

・セキュリティトークンを発行し、投資家に転送する際の転送制限

・転送失敗時のエラーメッセージの表示

・ERC-20をサポートするウォレットと取引所との統合を可能に

 

といったより実践的な機能の実装についても検討が必要であると言えます。

 

・参考文献

 

https://medium.com/tokensoft/erc-1404-one-year-later-1bf2d8c93432

https://www.tokensoft.io/post/tokensoft-joins-the-blockchain-association

TokenSoft

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TOKENSOFT GLOBAL MARKETS, LLC

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