【IPO・2021】古着ECサイト「ThredUp(スレッドアップ)」のビジネスモデルや将来性について

2009年に設立された「ThredUp(スレッドアップ)」はおしゃれな古着を販売するECサイトとしてアメリカで多くの利用者がいます。日本でもメルカリが個人間の取引プラットフォームとして普及し、古くはヤフオクなどでも古着の売買が行われてきました。

 

なぜ「ThredUp(スレッドアップ)」は人気なのかというと厳選された古着だけを取り扱い、買い取りに厳格な基準を設けているためです。このことで「ThredUp(スレッドアップ)」は一定のクオリティを保ちつつ洗練された古着を販売することができ、ブランド力を高めてきました。

 

2020年10月には米国証券取引委員会に目論見書を提出した「ThredUp(スレッドアップ)」は2021年初頭の新規上場(IPO)を目標にしているとされています。

 

本稿では「ThredUp(スレッドアップ)」のビジネスモデルや将来性について解説していきます。

 

「ThredUp(スレッドアップ)」 ビジネスモデルについて

 

「ThredUp(スレッドアップ)」は2019年8月のシリーズFを含め総額で3億500万ドル以上の資金調達を実施しており、パークウェストアセットマネジメント、アーヴィングインベスターズが主要株主として名を連ねています。

 

オンラインでの古着再販売市場は2020年の約90億ドルから2024年までには360億ドルに達する可能性があると予測されており、競合企業である「Poshmark」もIPOに向けて目論見書を提出。「ThredUp(スレッドアップ)」の評価額は6億5,000万ドルと推定され、IPOでは2億ドルから3億ドルの資金を調達する可能性があるとブルームバーグは報じています。

 

「古着は2029年までにクローゼットスペース17%を占めることになる(2009年:3%)」とGlobalData Retailは予測しており、社会に配慮した取り組みが必要とされる社会的機運やは中古品を所有する傾向が強いとされるミレニアル世代の台頭によって今後も古着再販売市場は拡大することでしょう。

 

「ThredUp(スレッドアップ)」は時代の追い風を受けて成長を遂げており、メイシーズ、JCペニー、 マドウェル、 ギャップ、ウォルマートなど多くの小売業者と提携を結ぶなど市場優位性の獲得を進めています。

 

多くの人々は衣料品の支出を減らすために古着の購入を検討することが多くなった2020年において「ThredUp(スレッドアップ)」は大きな需要を獲得しており、その将来性はIPOによる社会的信頼性の向上によってさらに向上するとも考えられます。

 

一方、市場では「Poshmark」をはじめとして「RealReal」「ノードストローム」「Rebag」などジャンルや価格帯に特化したビジネスが展開されており、市場拡大とともに今後は差別化戦略も重要となると考えられます。

 

「ThredUp(スレッドアップ)」 資金調達について

 

・創設者 

クリス・ホーマー

ダン・デメイヤー

ジェームス・ラインハート

オリバー・ルービン

資金調達 各ラウンド

2019年8月21日 シリーズF 1億7,500万ドル

パークウェストアセットマネジメント

アーヴィングインベスターズ

2015年9月10日 シリーズE 8,100万ドル

ゴールドマンサックス

NextView Ventures

2014年7月29日 シリーズD 2,500万ドル

2012年10月3日 シリーズC 1,450万ドル

2011年5月12日 シリーズB 700万ドル

2010年7月7日 シリーズA 310万ドル

2010224日 シードラウンド 22万ドル