ブロックチェーン

テンセント×ブロックチェーン|領収書発行や医療への活用

テンセント(騰訊控股)はWechatやWechat payのみならず、各分野へのブロックチェーン技術の活用にも積極的に取り組んでいます。

 

・地下鉄の電子領収書発行
・観光地での領収書発行
・拡張現実(AR)ゲーム
・独自プラットフォーム開発
・スマート医療サービス

 

このような事業にブロックチェーン技術の導入を行っており、アリババと並んで世界のブロックチェーン市場を牽引しているといえます。

 

ブロックチェーン×電子領収書 中国深圳市の地下鉄で発行

 

メッセンジャーアプリ「WeChat(微信)」はスマホ決済をはじめとしてブロックチェーン技術を活用した電子領収書の発行も簡単に行えます。

 

取引履歴の改ざん防止などブロックチェーン技術を活用するメリットは大きく、深圳市の地下鉄ではQRコードによる決済で乗車し、降車後に乗車記録を確認することができます。

 

乗車記録から電子領収書を発行する手続きを行うとWeChatアプリからでも領収書発行が可能となっており、深圳市税務局や高灯科技がこの事業に協力しています。

 

日本では日本マイクロソフトがブロックチェーン技術を活用し、予約から決済までを行う実証実験を今年の1月に行っており、下記の企業も参加しました。

 

・東日本旅客鉄道
・JR東日本情報システム
・みずほ情報総研

 

顧客の利用履歴がハッキングなどによって漏洩することを防止できるとしてブロックチェーン技術の導入が日本でも進められており、MaaS(Mobility as a Service)でも属性情報の管理にブロックチェーン技術の活用が行われています。

 

ブロックチェーン×観光業

 

テンセントはチケットや領収書の発行手続きをオンラインで行えるようにブロックチェーン技術を活用した事業を雲南省との協力のもとで展開しています。

 

世界の有名な観光地はチケットの受け渡しなども捥りで行われることで混雑を招いているといった課題を抱えています。

 

中国ではオンライン上でのチケット購入や発券を行えるものの、領収書の発行は現地で行わなくてはなりませんでした。

 

テンセントの取り組みは観光業の効率化を実現できるだけでなく、飲食店や地下鉄などでの領収書の発行手続きにも活用されており、さらなる発展が期待されています。

 

日本でも領収書の電子化への取り組みは進んでいますが、主要な観光地では文化的な視点からキャッシュレス化は進んでいないといえます。

 

領収書発行手続きへのブロックチェーン技術の活用は、 小売・卸売・金融業への応用も考えられ、注目を集めることが予想されます。

 

ブロックチェーン運用基盤「TBaaS」

 

「TBaaS」(TencentBlockchain as a Service) はテンセントが開発・提供するブロックチェーン運用基盤であり、深圳市地下鉄の電子領収書発行にも採用されています。

 

中国ではブロックチェーン技術の社会実装が急速に進んでいますが、公共機関への導入が活発に行われています。

 

すでに実用化が進んでいることを考えると、膨大な情報の管理を担える技術力をテンセントは有していると言え、税金の還付申請や納付もWeChat Payで行うことができます。

 

ブロックチェーン×ゲーム

 

「Let’s Hunt Monsters(ハントモンスターズになろう)」は騰訊控股(テンセント)が開発したブロックチェーンゲームです。

 

「Let’s Hunt Monsters」はポケモンGOと同じような仕組みで、バーチャルモンスターが拡張現実(AR)に表示されます。

 

ユーザーは街中でバーチャルモンスターをゲットし、騰訊控股(テンセント)独自のブロックチェーン上で取引が可能となります。

 

クリプトキティ(Cryptokitties)がブロックチェーンゲームとしては人気を集めましたが、「Let’s Hunt Monsters」は「中国で最もダウンロードされている無料ゲーム」としてリリース前から話題を呼んでいました。

 

Tencent FiT ブロックチェーン信頼性評価認証で1位を獲得

 

テンセントの子会社である「Tencent FiT」はブロックチェーンの信頼性評価認証で1位を獲得するなど、中国でも高い評価を得ています。

 

毎秒10,000トランザクション処理が可能なブロックチェーンプラットフォーム「TrustSQL」を「Tencent FiT」は開発しており、デジタル信用社会の実現に向けた取り組みを進めています。

 

ブロックチェーン×医療

 

インターネット上で医療サービスを受けられるソリューションの開発をテンセントは進めており、AIとブロックチェーン技術の活用に取り組んでいます。

 

この取り組みによって情報共有の強化を図ることができ、より高度な医療を実現することができます。

 

テンセントはロンドンにおいて医療系企業のMedopadとAI(人工知能)を活用した医療アプリのテストを実施しており、パーキンソン病の臨床試験も共同で行っています。

 

テンセントでは医療分野に対して積極的な投資を行っており、ブロックチェーン技術は効率的な情報共有・収集、偽薬の検証など幅広い活用が期待されています。

 

参考文献

 

中国テンセント子会社、中国政府関連のブロックチェーンの信頼性基準で1位に【アラート】

巨人テンセント、ブロックチェーン・プラットフォーム「TrustSQL」をリリース

Tencent launches new blockchain game merging concepts behind Pokémon Go and CryptoKitties

中国公共交通機関でスタート~ブロックチェーンによるインボイスの衝撃

テンセント ブロックチェーン式電子領収書を深圳の地下鉄に導入

日本マイクロソフト、東日本旅客鉄道ら3社と、ブロックチェーン活用の実証実験を実施【フィスコ・ビットコインニュース】

テンセントが英国で医療データ収集、パーキンソン病治療の試み

テンセントが「スマート病院」最新版でAIとブロックチェーン活用

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