OneConnectがSBIと提携|アジア市場における金融包摂とブロックチェーン

ブロックチェーン
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中国・平安保険の子会社「OneConnect」は、AI、ブロックチェーン、生体認証などを活用して、さまざまなフィンテックソリューションを開発しており、SaaSプラットフォームを介して、銀行、投資、保険といった分野において金融サービスを提供しています。

 

最近では、日本、マレーシア、インドネシア、フィリピン、タイ、カンボジア、ベトナムへの進出を果たしており、OneConnectは、アジア市場への事業拡大を目指しています。

 

OneConnectのCEOであるTan Bin Ru氏は「アジアでのプレゼンスを中国でのように迅速に強化することを楽しみにしています」と述べています。

 

日本では、SBIホールディングスとの提携を発表しており、合弁会社「SBI OneConnect Japan株式会社」の設立によって、地方都市における金融のデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みを行うとしています。

 

日本市場への参入のみならず、すでに590の銀行、72社の保険会社と2500以上の金融機関にサービスを提供している実績から考えると、OneConnectのフィンテックSaaSプラットフォームはアジア市場においてもそのシェアは今後拡大することでしょう。

 

日本市場で、OneConnectの技術を活用した金融機関向けのスマートフォンアプリ、サプライチェーンファイナンスプラットフォーム、AIチャットボット、リスク判定ツールなどが展開されることで、私たちの生活がどのように変化していくのか大きな注目が集まります。

 

OneConnectは、アジア市場において金融包摂の拡大をサポートするとしており、個人と中小企業へのフィンテックSaaSプラットフォームの導入によって、貿易金融、資産担保証券、サプライチェーン金融、保険といった領域においてより効率的なサービス開発が行われると考えられます。

 

「FiMAX S3Cブロックチェーン」の開発をOneConnectは行なっており、低レイテンシや高TPS、システム整合性といった面で、高度なテクノロジーを有しています。

 

また、ブロックチェーンソリューションを提供するだけでなく、BNaaS(Blockchain-Network-as-a-Service)の開発にも取り組んでいます。

 

チェーンとそのノードが単一のアカウントで生成される従来のBaaS(Blockchain-as-a-Service)プラットフォームとは異なり、BNaaSを使用すると、ユーザーは新しいブロックチェーンネットワークを独立して作成および公開したり、BNaaSマーケットプレイスを通じて既存の商用ブロックチェーンネットワークに参加したりできます。

 

「OneConnectは、ブロックチェーンテクノロジーの調査と、個人、企業、金融機関のコスト削減に取り組んでいます。通常、ブロックチェーンを搭載したシステムはプラットフォームと見なされますが、BNaaSを立ち上げることで、それをネットワークとして認識し始めます。」とOneConnect Blockchain Product Teamのシニアプロダクトディレクター兼ヘッドであるWANG Menghan氏は述べています。

 

2019年4月、OneConnectは、天津港ブロックチェーン越境貿易検証パイロットプロジェクトを実施。

 

このプロジェクトは、ブロックチェーンテクノロジーを活用した貿易ネットワークとエコシステムであり、天津港はブロックチェーンテクノロジーを貿易、 金融、物流などあらゆる領域で活用しています。

 

2018年10月には、香港金融管理局(HKMA)とともにブロックチェーン取引プラットフォームであるeTradeConnectの設計、開発に取り組んでおり、これまでに12の企業がプロジェクトに参加しています。

 

また、フィリピンユニオン銀行のフィンテック子会社であるUBXとのパートナーシップは、ブロックチェーンソリューションを中小企業に提供することを目的としており、サプライチェーンファイナンスや信用調査、ローン申請の分野で活用を見込んでいます。

 

すでに中国で導入されているサプライチェーンファイナンスプラットフォーム「One Enterprise Chain」は、サプライチェーンの透明性を高め、書類や取引をブロックチェーンに記録することで、資金調達を容易にするとして中小企業の利用が拡大しています。

 

マレーシアやインドネシア、ベトナムにおいてもOneConnectは事業展開を行なっており、アジア市場のフィンテック領域においては、日に日にその存在感を高めています。

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