ブロックチェーン

ネスレ(Nestle)×ブロックチェーン|食品サプライチェーンへの活用事例

スイスの大手食品会社「ネスレ(Nestle)」はデジタル広告や食品のサプライチェーン管理の分野でブロックチェーン技術の活用を行っています。

 

食品追跡「Food Trust(フードトラスト)」
分散型マーケットプレイス「OSA DC」
デジタル広告「JICWEBS」

 

より安全で効率的な食品提供の実現にむけて、上記の取り組みをネスレは進めています。

 

食品追跡×ブロックチェーン 「Food Trust(フードトラスト)」

 

ネスレはIBMの食品追跡ブロックチェーン・ネットワーク「Food Trust(フードトラスト)」に参加しており、2019年4月にはフランスの食品関連企業の「Mousline」が出荷するマッシュポテトの追跡サービスに取り組んでいます。

 

この取り組みにはフランスの小売関連企業「カンフール」も参加しており、3社が共同でブロックチェーン技術を活用した食品追跡事業を行うとして注目を集めました。

 

・食品の種類
・製造場所、日時
・品質
・店頭販売までの期間
・保存場所

 

商品に貼られたQRコードを読み取ることで上記の商品情報を確認することができ、消費者は「食の安全性」や「流通経路」についてリアルタイムで知ることができるようになります。

 

「Food Trust(フードトラスト)」には「アルバートソンズ・カンパニーズ」やウォルマート(Walmart)、ユニリーバ(Unilever)といった食品関連企業が参加しており、食品追跡にブロックチェーン技術を活用する取り組みは今後も拡大することが予想されます。

 

マーケットプレイス×ブロックチェーン 「OSA DC」

 

 

サプライチェーン業界において製品廃棄物は長年の課題とされています。

 

「OSA DC」はサプライチェーンに関連する情報を収集し、AI技術によって分析することで、製品廃棄物が抱える問題を解決する取り組みを進めています。

 

AI技術とブロックチェーン技術を活用した「分散型マーケットプレイス」の開発を「OSA DC」は行っており、より効率的なサプライチェーンの構築を目指しています。

 

2018年11月にはネスレが「OSA DC」との契約を結んでいます。

 

デジタル広告×ブロックチェーン「JICWEBS」

 

ウェブサイトに表示される広告については

 

ブランドセーフティ:ネガディブな内容の記事への掲載
アドフラウド:なりすましや無効なトラフィック、広告料金の過剰請求
ビューアビリティ:閲覧機会のない広告

 

上記のような事例について検証する仕組み(アドベリフィケーション)が必要であるとされており、より透明性の高いデジタル広告のあり方が模索されています。

 

ネスレは「JICWEBS(Web標準化企業団体)」によるブロックチェーン技術をデジタル広告サプライチェーンに活用する実証実験に参加を表明しており、これにはマクドナルドやヴァージンメディアも参加しています。

 

「JICWEBS(Web標準化企業団体)」が企画するプロジェクトはデジタル広告におけるブロックチェーン技術の有効性だけでなく、運用効率や投資利益率(ROI)についても調査対象とされています。

 

将来的にデジタル広告へのブロックチェーン技術の導入に関してのコンサルタント業務を行うことも「JICWEBS(Web標準化企業団体)」は視野に入れて取り組
みを進めており、ネスレとしても新たな顧客層の開拓や広告運用の最適化に向けて取り組みを進めていくと考えられます。

 

参考文献

 

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World’s Second-Largest Grocer Joins IBM Food Trust Blockchain

Carrefour – Nestlé Blockchain: Technology for food transparency with Mousline!

OSA DC 公式サイト

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