ブロックチェーンプロトコルの国際標準|中国 IEEE C / BDLによる相互運用性向上への取り組み

IEEEは、国際社会におけるブロックチェーンの標準(規格)化に向けた取り組みを進めており、昨年9月に「IEEEC/BDL」を設立。

 

※ IEEE:Institute of Electrical and Electronics Engineers
※ IEEE C/BDL:IEEE Computer Society Blockchain and Distributed Ledgers Committee

 

・Baidu Superchain
・Onchain
・AntChain of Ant Group

 

といったブロックチェーン企業によるワーキンググループは下記の3つの「クロスチェーン・相互運用性」に関するプロトコルの策定に取り組んでおり、アーキテクチャの異なるブロックチェーン間の技術的な課題解決やデータの相互運用性向上を目指しています。

 

「P3203 Standard for Blockchain Interoperability Naming Protocol」

 

各ブロックチェーンネットワークが相互的に信頼できるノードを特定できるプロトコルを定義。(Baidu Super Chainの提案)

 

「P3204 Standard for Blockchain Interoperability – Cross Chain Transaction Consistency Protocol」

 

異なるクロスチェーン間におけるトランザクションの整合性を実現し、相互運用性を強化するためのプロセスに関するプロトコル。

 

このプロトコルの立ち上げには、中国電子技術標準化研究院をはじめとして浙江大学、Ant Group、バイドゥ(百度)などが参加し、

 

ブロックヘッダ構造
暗号化アルゴリズム
コンセンサスメカニズム

 

といったサイドチェーン/リレーモデルに基づいた現在のクロスチェーン相互運用プロトコルにおけるデータ基盤の複雑性に関する深い考察や理解を通じて、クロスチェーンプロトコルの設計が必要であるとしています。

 

「P3205 Standard for Blockchain Interoperability – Data Authentication and Communication Protocol」

 

各ブロックチェーンは異なるデータ構造を使用しているため相互的な検証が非常に複雑であり、信頼性を担保するメカニズムに一貫性がなくなることからP3205はブロックチェーン間の相互運用性を目的としたデータ認証および通信に関するプロトコルとして各ブロックチェーンに統一されたデータ形式を提供します。

 

IEEE C / BDLは、ブロックチェーン業界の秩序ある発展に向けてブロックチェーンプロトコルの国際標準の策定に取り組んでおり、クロスチェーンの相互運用性の向上による安全性の向上・高速化・低コスト化の実現を目指しています。

 

P3205プロトコルはAntChainのブロックチェーンやHyperledger Fabricへの適用も検証されており、クロスチェーントランザクションの効率向上などが今後は期待されます。

・参考文献

百度、分布科技、蚂蚁链牵头发布 IEEE C/BDL 跨链互操作系列标准

IEEE计算机协会区块链和分布式记账委员会成立

蚂蚁、百度、分布科技牵头发布IEEE C/BDL跨链互操作系列标准

蚂蚁、分布科技、百度牵头制定IEEE C/BDL跨链互操作系列标准,以实现三大创新

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