Equisafeフランス初の不動産STO|15のSTOプロジェクトを計画

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パリの西部郊外にある高級不動産であるAnnA Villaは、フランス初の不動産担保セキュリティトークンとして2019年6月に発行されました。

 

フランスのデジタル投資銀行「Equisafe」は、セキュリティトークン発行業務などを通じて、AnnA VillaのSTOを支援しました。

 

通常の不動産証券の立ち上げは、構成に数週間かかり、費用は20,000ユーロ近くになりますが、Equisafeは、AnnA Mansionのプロセスを完了するのに30分しかかかりませんでした。

 

Equisafeは、ブロックチェーン技術を活用することで、証券発行プロセス全体を効率化することができ、今後は15のセキュリティトークン化プロジェクトを計画しているとのことです。

 

このEquisafeの取り組みは、EUでのSTOのさらなる普及と、フランスSTO市場の発展に貢献するとして大きな注目を集めています。

 

Equisafe 不動産担保STOについて

AnnA Mansionの所有権を合弁会社である「SAPEB AnnA」に譲渡し、イーサリアムブロックチェーンを利用して100個のセキュリティトークンに分割。

 

各トークンはそれぞれ100,000ユニットに分割され、発行プラットフォームを通じて最低投資額6.5ユーロで取引が行われました。

 

このフランス初の不動産担保STOによって、合計650万ユーロが調達され、建物の所有権がブロックチェーン上で取引された歴史的な実例となりました。

 

各トークンには、購入・売却履歴や取引の条件、配当権、投票権に関する情報が記載されており、ブロックチェーン技術によって、これらの情報は改ざんされず、いつでもアクセスできます。

 

フランスは暗号資産やブロックチェーンを景気刺激策として活用できるよう、他国に先んじて法規制を整備してきましたが、トークン化された証券は依然として既存の証券法の対象となります。

 

Equisafeは、証券のトークン化のためのフルスタックサービスとしての展開を目指しており、発行、管理、流通市場の活性化を促進します。

 

Equisafeの今後の展開について

ブロックチェーンを通じて多くの投資家がセキュリティトークン化された金融商品にアクセスしやすくすることをEquisafeは目指しており、今後6か月から9か月にかけて15を超えるSTOプロジェクトがあるとしています。

 

不動産に加えて、証券、投資ファンド、美術、さらには映画制作への参加権など、規制された実世界の資産にセキュリティトークンを活用することで、市場の流動性を向上させることに繋がります。

 

最近では、英国のワールドチェスがSTOをIPOの前に行う「ハイブリッドIPO」を発表するなど、ヨーロッパにおいてもSTOへの取り組みが盛んに行われています。

 

不動産担保STOを手がけているドイツのFundament Groupは、およそ74億ドルに及ぶ資金調達に成功しており、2019年の海外スタートアップ企業の資金調達ランキングで1位に輝いています。

 

EUがセキュリティトークンに関係している企業が88社あるとされており、最も企業が多いドイツは20、次いでスイスは15の企業が確認されています。

 

証券市場のデジタル化の促進にSTOを活用する取り組みが盛んに報じられていますが、ヨーロッパでは不動産(担保証券も含む)のセキュリティトークン化も確認されており、今後は不動産STOへの注目が高まるとも考えられます。

 

日本においても、株式会社リードリアルエステートがSecuritizeプラットフォームを使用して、銀座、新宿、渋谷、などの不動産物件のトークン化を発表しており、各国で行われる不動産のトークン化への取り組みに期待が寄せられています。

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