STO解説

BTGが10億ドル以上のSTOを計画|Tezosについて解説

 

投資銀行「BTG Pactual」は10億ドル以上のセキュリティトークン発行計画を明らかにしました。

 

これはドバイの投資ファンドである「Dalma Capital」との共同計画として発表され、「Tezosブロックチェーン」を使用するとしています。

 

「BTG Pactual」は不動産プラットフォーム「ReitBZ」と提携し、STOを行なった経験があり、330万ドルの調達に成功した実績があります。

 

「ReitBZ」の際にはイーサリアム(ERC20)ブロックチェーンを使用していましたが、今回は「Tezosブロックチェーン」を使用するとのことです。

 

「ReitBZ」が2019年2月21日に開始され、5月24日に販売が終了したばかりですので、「BTG Pactual」は非常に早いスピードでSTOに取り組んでいると言えます。

 

今回の「Dalma Capital」との共同計画では「Tezosブロックチェーン」を使用して

 

・不動産
・スポーツクラブ
・株
・債券

 

といった「伝統的かつ代替投資を幅広くセキュリティトークンとして発行」することを目指しているとのこと。

 

南米では不景気によって買い手がつかない不動産が多く存在しており、景気刺激策としてセキュリティトークンによる投資を世界中から呼び込みたいといった狙いがあります。

 

また、ドバイの投資ファンド「Dalma Capital」との提携は財政基盤を整備し、セキュリティトークン普及に向けた取り組みを加速させる狙いがあるとも考えられます。

 

投資銀行である「BTG Pactual」にとっても新たな投資商品としてセキュリティトークンが普及することを目指していると予想されます。

 

今回は「BTG Pactual」と「Dalma Capital」が取り組む共同事業について解説していきます。

 

【ReitBZ ホワイトペーパー解説|ブラジル・不動産投資】

 

「BTG Pactual」「Dalma Capital」 STO共同計画について


 

この共同計画の特徴は「Tezosブロックチェーン」を使用することを基本としています。

 

・トークン名
・種類
・配当
・最小投資額
・購入可能通貨

 

これらはプロダクトごとに決定され、規制については「ReitBZ」でBTG Pactualのケイマン支店を利用し、ケイマン諸島の規制に準拠してしていたことから同様のスキームを活用するとも考えられます。

 

今回の共同計画によって「BTG Pactual」と南米の不動産会社やスポーツクラブが提携を結び、それぞれの株式や不動産をセキュリティトークンとして発行することが予想され、「ReitBZ」を成功事例にした取り組みが行われると考えられます。

 

南米の景気回復やセキュリティトークンの普及への取り組みの一環として注目を集めている今回の共同計画ですが、「Tezosブロックチェーン」を使用していることでも大きな話題を呼んでいます。

 

Tezosはプロトコルを「ネットワーク」「コンセンサス」「トランザクション」の3種類に独立させています。

 

このことでシステムをアップロードする際にブロックチェーンが分裂(ハードフォーク)しないよう互換性を持たせた設計をしています。

 

ビットコインは取引量が増加したことで分裂騒動が起こったこともあり、Tezosブロックチェーンを利用する際にはハードフォークの必要はないとされています。

 

また、「PoS(Proof of Stake)」を採用していることで電力消費や手数料といったコストについても軽減することができ、スケーラビリティの向上や強固なセキュリティといった特徴を持っています。

 

Formal Verification(フォーマル・ベリフィケーション)という技術を採用していることで、スマートコントラクトのコードの正当性を数学的に解析・証明する形式的検証もTezosの設計には組み込まれています。

 

「BTG Pactual」「Dalma Capital」 STO共同計画の将来性


 

10億ドル以上の規模でのSTO計画はSTOの世界的な普及にむけての足がかりとして大きな話題を集めています。

 

不動産投資商品としては「小口化不動産」などがありますが、「セキュリティトークン化した不動産」も投資商品としての利回りの良さから人気を集めることも予想されます。

 

ブロックチェーン上で売買ができるため、書類のやり取りも必要なく世界中の投資家から資金調達が可能となります。

 

「ReitBZ」は最小投資額が500ドルとされていたことから少額投資が可能となっていました。

 

このように気軽な不動産投資としてセキュリティトークンが広まれば、さらなる成長産業として注目を集めることでしょう。

 

「BTG Pactual」「Dalma Capital」STO共同計画に今後とも注目が集まることでしょう。

 

参考文献


 

reitbz F.A.Q

南米の轟音 | ピクテ投信投資顧問株式会社

Dalma Capital Management Limited

ブラジル最大の投資銀行、10億ドル以上のSTO発行へ 仮想通貨テゾスのブロックチェーンを使用

BTG Pactual And Dalma Capital To Utilize Tezos Blockchain For Security Token Offerings (STOs)

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