Axoni(アクソニ)企業分析|ブロックチェーンスタートアップ企業の将来性

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今回は、ゴールドマンサックスやシティグループが出資しているブロックチェーンスタートアップ企業「Axomi」について解説していきます。

 

各国では証券業務の効率化に向けて、ブロックチェーンを取引・管理システムに導入する取り組みが行われています。

 

世界銀行やHSBC、サンタンデール銀行といった世界的な金融機関が、ブロックチェーン上で債券の発行・管理を行っており、証券のデジタル化とともに、ブロックチェーンを活用した証券保管振替や決済・カストディ業務の効率化に向けた取り組みが世界では行われています。

 

そのような中で、ゴールドマンサックスとシティグループはAxomiのブロックチェーン「Axcore」を使用してエクイティスワップ取引を実施。

 

取引情報がブロックチェーンによって可視化されることで、配当・金利の金額を照合する時間の短縮に繋がり、将来的には規制当局がブロックチェーンプラットフォームに直接アクセスを行うといった構想も立ち上がっています。

 

エクイティスワップ取引は、配当・金利および株価といった指標の確認・照合に多くの従業員を必要としていたために、ブロックチェーンを活用することで、合意形成の不備による損失を防止でき、業務の効率化が図られます。

 

ブロックチェーンスタートアップ企業「Axomi」について

 

「Axomi」は金融機関へのブロックチェーン導入事業を各金融機関と提携して行っており、シリーズBラウンドでは3,200万ドルの資金調達を行っており(2018年)、JPモルガンやWells Fargoが出資企業として名を連ねています。

 

2016年9月から「Axomi」は、照会情報(リファレンスデータ)管理の実証実験をシティグループや米証券業金融市場協会(SIFMA)と提携して行っており、R3などと共に金融領域においけるブロックチェーンの実用化に向けた取り組みを実施。

 

2017年にはエクイティスワップの実証実験をゴールドマンサックスやシティグループ、JPモルガンと共に6ヶ月にわたって実施しており、株式分割・スワップ契約の修正など成功率は100%とされていました。

 

資金調達額は2018年のシリーズBラウンドにおいてHSBCも含めると、3,600万ドルも及んでおり、全てのラウンドの合計資金は5,900万ドルとなっています。

 

アンドレセンホロウィッツやYコンビネーターなども「Axomi」には出資をしており、2018年には米国の証券保管振替機関Depository Trust and Clearing Corporation(DTCC)のクレジット・デリバティブ管理システムであるTrade Information Warehouse(TIW)へのブロックチェーン導入事業をIBMやR3、ゴールドマンサックスなどと共同で行っています。

 

エクイティスワップ市場は、2兆8000億ドル規模とされており、今後もブロックチェーン「Axcore」を活用した大手金融機関との連携によって実用化に向けた取り組みが行われていくと考えられます。

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