API連携とDX|企業の競争力向上・より良い経営環境の構築にむけて

API連携の課題
・多くの時間と労力が必要になる(リファレンス、メンテナンス)
・本番環境で利用するまでの互換性の検証
・安全な運用までの事前準備

 

SaaSの普及によって私たちの生活はより便利なものになり、企業活動においても業務効率化に大きな貢献を果たしています。

 

現在では、各サービスごとに分けれていたデータの共有を目指し、API連携が大きな注目を集めていますが、本番環境での安全運用を可能にする相互互換性の検証など、多くの作業が必要とされています。

 

API連携によって、SaaSを利用する企業の従業員がさらなる利便性を享受し、より良い企業活動の促進を実現できることが重要であり、そのためには適切な導入に向けた技術選定、日々の継続的な仮説検証によるスケーラビリティ・サービス品質向上が必要となります。

 

また、多くの企業ではSaaSを利用することで、会計や顧客とのコミュニケーションといった業務効率化が図られていますが、実際のところ

 

・このサービスってあんまり必要ないような
・前と仕様が違いすぎて使いにくい
・いろんなサービスを入れすぎ

 

といったように導入によって従来の業務に悪影響をもたらすといった事例も少なくありません。

 

企業には様々な年代、国籍、バックグラウンドを持つ人が集っており、SaaS導入、API連携によってすべての人々がソフトウェアを活用することで利便性を享受できるわけではありません。(Yahooメールに使い慣れた人がGmailのメール作成画面の仕様を使いづらく思うように)

 

一方、SaaSなど最新技術を実装したソフトウェアの導入によって事業効率の改善に取り組もうといった機運は高まりを見せており、これまでさまざまな技術的要件が存在し、実装および相互連携にむけて多くの時間とコストがかかるとされていたAPI連携への取り組みに大きな期待が寄せられています。

 

各企業・サービスを横断したクロスファンクショナルな継続的な検証・改善によって、企業の競争力を向上させ、より良い経営環境の構築を促進させることが2020年代には求められており、テクノロジーへの理解醸成を含めた包括的な取り組みが重要であると言えます。

 

今回は、アステリア株式会社「ASTERIA Warp」などを参考に、「API連携とDX」について解説していきます。

API連携の事例について

 

アステリア株式会社(旧:インフォテリア株式会社)は1998年に設立され、2018年に東証一部に上場。

 

・EAI(企業内システム統合ソフトウェア)
・EBS(企業内のシステムやソフトウェアを連携させるミドルウェア)

 

といった市場において高いシェア率を誇る「ASTERIA Warp」をはじめとして「Handbook」「Platio」といったサービスを各企業・組織に提供しています。

 

ASTERIA Warp:多摩信用金庫、コニカミノルタジャパン株式会社
Handbook:京都仏眼鍼灸理療専門学校、東京メトロ、アサヒ装設
Platio:仙北市、大阪国際会議場

 

「ASTERIA Warp」は、様々な業務システム・クラウドのAPIに対応したアダプター(70種類以上の接続先)を提供しており、

 

・APIのバージョンアップ(機能改修)への対応
・ノンコーディングなデータ連携が「月額3万円〜」
・APIの運用管理の効率化を実現

 

といったメリットをもたらします。

 

APIを公開している(WebAPI)サービスと連携を図る方法としては、

 

・データ連携(EAI・EBS)ツールの利用
・Microsoft Flowなどタスクの自動化ツールの利用
・様々な要件に対応できるプログラム開発

 

があり、複雑なAPI仕様を有する社内システムとSaaSの統合の実現にむけて活用が見込まれています。

 

・多摩信用金庫

 

EAIツール「ASTERIA Warp」は、データ処理業務の効率化を実現し、多摩信用金庫では年間2000時間以上の業務時間の短縮といった効果を生み出しています。

 

すでに8000社以上に「ASTERIA Warp」は導入されており、多摩信用金庫・営業部ではエクセルを用いた業績評価のデータ集計・定型表作成業務の自動化を実現しています。

 

今後は本部業務にも活用を予定しており、自金庫データのアナリティクスなど経営情報の見える化を推進していくとしています。

 

多摩信用金庫では、操作方法やテクノロジーへの理解を深めるため「ASTERIA Warp」導入後に従業員に対して社内研修を行うなど、積極的な業務改革に取り組んでいます。

 

アステリア株式会社では、「ASTERIA Warp ニュースレター」「手ぶらde ASTERIA Warp」「無料体験セミナー(6月10、24日、7月15日開催予定)」など積極的な教育・啓蒙活動に取り組んでおり、さまざまなビジネスニーズに対応し、システム連携・開発の高速化を実現する「ASTERIA Warp」の活用は今後、さらに広がると考えられます。

 

・コニカミノルタジャパン株式会社

 

コニカミノルタジャパン株式会社は、

 

勤怠管理アプリ:AKASHI
IT資産管理アプリ:SKYSEA ClientView
マニュアル作成・管理・活用アプリ:COCOMITE
文書電子化支援アプリ:仕分け名人

 

といった業務効率の改善をサポートするアプリサービスを従量課金制で利用できる「Workplace Hub」を提供しており、ITシステムの運用管理に悩む中小企業にむけて、複合機を中心としたDX推進に取り組んでいます。

 

名刺管理、オンライン会議、メール配信、CTI、ABMなどのSaaSが普及し、AIやブロックチェーン、ビックデータなどの活用が見込まれていますが、実際のところ企業の業務効率化に関するニーズは多岐にわたり、最新技術の導入が必ずしも企業の課題解決に繋がるとは限りません。

 

クライアントの小さなニーズを拾い上げることをコニカミノルタジャパン株式会社は目指しており、プリントやFAXサービスといった従来の複合機の機能のみならず、セキュリティ対策や保守業務など包括的なサポート体制を整備しています。

 

ITの利活用によって業務プロセスのデジタル化を図ることが重要であると知りつつも、実際にはどのサービスを導入することが最適解であるのかわからないといった課題を抱えている企業は少なくありません。

 

これまで、複合機リースの販売、メンテナンスによって多くの企業と信頼関係を築いてきたコニカミノルタジャパン株式会社ならではの取り組みによって、企業の業務効率化を推進することが見込まれており、「Workplace Hub」のアプリとして「ASTERIA Warp Core Workplace Hub Edition」の提供が2020年4月から行われています。

 

「ASTERIA Warp」は、各企業の業務システムに対応したカスタマイズが可能であり、幅広い分野で活用が見込まれます。

 

まとめ

API連携は、サービスのデータ変換やセキュリティレベルの違いなど様々な技術要件を精査し、適切な運用にむけて継続的な改善(DevOps)が必要となります。

 

今後は、部署や企業の垣根を超えたクロスファンクショナルな取り組みが重要になると考えられますが、データ連携を必要とする業務内容と導入コストについては多くの検討が各企業で必要になるかと考えられます。

 

ワークフローの効率化に向けて様々な技術の活用が見込まれており、日々の継続的な改善が企業の競争力を強化し、私たちの労働環境をより良いものにしていくことでしょう。

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