ブロックチェーン

アクセンチュア×ブロックチェーン|保険証券やサプライチェーンへの活用

コンサルティング企業「アクセンチュア」は、様々な分野でブロックチェーン技術を活用したサービスの展開を行っています。

 

・ブロックチェーンプラットフォーム
・ソフトウェアライセンス管理
・保険証券管理
・個人認証
・サプライチェーン

 

上記の業務や分野へのブロックチェーン技術の活用にアクセンチュアは取り組んでおり、本記事ではその内容や将来性について解説していきます。

 

アクセンチュア ブロックチェーン・ハブについて

 

アクセンチュアはブロックチェーンプラットフォーム「ブロックチェーン・ハブ」の展開を行っています。

 

すでに「ふくおかフィナンシャルグループ」では導入を進めており、複数のブロックチェーンシステムの統合管理を行えるソフトとして実用化されています。

 

ビジネスを展開する上で、他のブロックチェーンシステムとの連携は必要不可欠であり、これまではその仕組み作りが課題とされてきました。

 

その課題を解消するべくアクセンチュアでは「ブロックチェーン・ハブ」を開発し、今後はより幅広い分野での活用が期待されています。

 

ブロックチェーン×ソフトウェア資産管理

 

アクセンチュアではブロックチェーン技術を活用したSAM(ソフトウェア資産管理)アプリケーションの開発に取り組んでいます。

 

ソフトウェアライセンスはメーカーや商品ごとに販売の形態が異なり、使用実態の把握といった面でも管理のコストが課題とされています。

 

また、企業にとってはコンプライアンスにも関わる期限切れや不正使用といった問題も存在しており、より効率的なソフトウウェアライセンスの管理をアクセンチュアでは目指しています。

 

コンピューター1台でも、ソフトウェアライセンスは数多く管理されており、コンピューターの台数が多ければ多いほどに管理コストは増大します。

 

また、管理の行き届かない部分で、社員が不正なソフトウェアをインストールしてしまうといったリスクも存在します。

 

ライセンス違反で多額の違約金が支払われた事例も存在しており、アクセンチュアの取り組みは企業の社会的・金銭的リスクの削減にも繋がると期待されています。

 

ブロックチェーン×保険証券管理

 

いざという時のためにいろんな保険に加入すると保険証券の管理や整理整頓が必要になります。

 

家族全員分の保険証券をクリアファイルに入れている人も多いかと思いますが、最近ではクラウド上で保険証券を管理するアプリ「folder」などより効率的な保険証券の管理が行われるようになりました。

 

保険証券管理アプリ「folder」ではスマホで撮影するだけで契約データとの紐付けが行われるといった取り組みも今後は計画されています。

 

アクセンチュアではチューリッヒ・ベネルクスと共同で、ブロックチェーン技術を活用した保険証券管理システムを構築しています。

 

この保険証券管理システムによって、顧客は債券の状況や履歴の確認をより効率的に行えるようになります。

 

現在のところアクセンチュアの保険証券管理システムはベルギー、オランダ、ルクセンブルク在住のチューリッヒ・ベネルクスの顧客を対象としていますが、今後はより幅広い地域での活用が期待されています。

 

ブロックチェーン技術を活用することで、より透明性の高い情報管理・共有が行われるようになり、保険証券に関わる事業者の相互的な運用により業務効率化が図られると考えられます。

 

ブロックチェーン×旅行

 

アクセンチュアはブロックチェーン技術を活用した「Known Traveller Digital Identity」と呼ばれるサービスを提供しています。

 

このサービスは旅行の際に利用が見込まれており、

 

・ブロックチェーンによる個人情報の管理
・税関への生体認証と旅程の登録が可能に
・政府や旅行会社が観光客を識別

 

上記のようなメリットをもたらすとしています。

 

観光客はスムーズな旅行を実現し、政府や旅行会社はテロリストの識別など、航空業界の安全性強化に繋がると考えられます。

 

観光客自身が「Known Traveller Digital Identity」への登録を行う必要はありますが、より良い旅行体験が実現できるとして期待が寄せられています。

 

・カナダ政府
・オランダ政府
・エアフランスKLM
・エアカナダ

 

上記の政府や関係企業との連携が予定されており、国際競争力の活性化など今後も取り組みに注目が集まります。

 

ブロックチェーン×サプライチェーン

 

サプライチェーンにブロックチェーン技術を導入する取り組みは世界各国で盛んに行われています。

 

従来は船荷証券にハンコをもらうために郵送をしていたのが、ブロックチェーン上で輸送書類を管理・共有することで、より効率的なサプライチェーンシステムが実現できます。

 

書類によるやり取りは情報の改ざんも可能であり、取引の透明性も確保されないといった課題を抱えていました。

 

ブロックチェーン技術を活用することで、書類のやり取りが簡略化され、より信頼性の高い取引が可能となります。

 

アクセンチュアはマスターカードとアマゾンなどとともにブロックチェーン技術を活用した「循環サプライチェーン」の構築を目指しています。

 

アクセンチュア×船上での電子決済

 

日本郵船とアクセンチュア、シティグループは船上での電子決済プロジェクトに関する提携を結んでおり、キャッシュレス化による業務効率化を目指しています。

 

このプロジェクト発足に際して、日本郵船は新会社「MarCoPay Inc.」(マルコペイ インク)を設立しており、外国人船員がスマホアプリから電子決済や国際送金ができるサービス「MarCoPay」の展開を計画しています。

 

これまでは長期間にわたる船上生活で現金の管理が難しいことが課題とされており、MarCoPayによってよりスムーズな給与の支払いや管理ができると期待されています。

 

「MarCoPay Inc.」は日本郵船とTDG(Transnational Diversified Group)が50%ずつ出資を行っており、フィリピン・マニラに設立されました。

 

現在はフィリピンにおける電子決済事業者としての認可を得るために取り組みを進めています。

 

「MarCoPay」にはブロックチェーン技術の活用は行われていないものの、アクセンチュアの金融業界での経験と実績を他の分野で活用する動きは今後も注目が集まると考えられます。

 

参考文献

 

ソフトウェアライセンス管理の重要性と管理のポイント

 

ライセンス管理はなぜ重要なのか | IT資産の管理ポイント・効率化ツール紹介

 

コンサル大手アクセンチュア、ブロックチェーン領域に旋風を巻き起こすか?

 

アクセンチュアとチューリッヒ・ベネルクス、業界初、保証証券を管理するブロックチェーンベースのソリューションを発表

 

ブロックチェーンとバイオメトリックで観光客を識別 カナダ・オランダ政府がアクセンチュアと提携

 

Accenture Collaborates with Mastercard, Amazon Web Services, Everledger, and Mercy Corps to Increase the Sustainability and Fairness of Global Supply Chains

 

日本郵船が進める「船上のフィンテック」──電子通貨発行会社「MarCoPay」設立

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